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ありがとう2013

というわけで蕎麦の話が長引いてしまったが、

ついにアブラジョー活動十周年目となる2013年が終わりました。

といっても十周年にまつわる表立った動きといえば
正味12月だけだったんスけどね(笑)

や、まあそれまでのレコーディングや準備期間、
諸々バタバタし続けて、忙しくも大変充実した一年でありました。

応援してくださった皆さん、今年も本当にありがとう!


ザックリこの一年を振り返ると

 ■1月:のんびりとしたスタート。
     岡本太郎美術館行ってみたり、大雪でエラい目こいたり。

 ■2月:チャボチョップ・ききまたくとの3マン
     チャボの奈帆子はこの3マンの夜、受精(勝手に決めつけ笑)
     →結婚→12月無事出産。おめでとう!

 ■3月:新松戸ファイヤーバード初出演にして、
     SMショーと初共演。中年にして大人の階段を一つ昇る。
     月イチペースで四谷早朝レコーディング開始。

 ■4月:仕事繁忙期。
     早朝レコーディング続く。
   
 ■5月:皇居(江戸城跡)へサイクリング。
     12〜13年ぶりに目黒ライブステーションに出演。

 ■6月:曲が作れずスランプの日々。
     レコーディングもストップする。
     新松戸でロックの日、アダムでシャクリハと2マン

 ■7月:久しぶりの新宿JAMにて、The Dawnの企画。
     初めてのフロアライブでテンション上がりまくり。
     曲が出来始めてレコーディングも再開。

 ■8月:スカイツリー、浅草、後楽園、多摩川にサイクリング。
     真夏の2daysライブ→朝まで打ち上げ、夏を満喫。
     10月のイベントにゴンちゃんが出れなくなったため、
     急きょ毛虫さんと油ケムドリックスを結成。

 ■9月:レコーディングラストスパート、からの新松戸ライブ、
     からの浅草橋ツバメスタジオにて長時間のミックス作業
     同時進行でジャケ、プレスの打合せ等、怒濤の地獄月。
     猛烈に体調を崩す。

 ■10月:吉祥寺プラネットK「イノロック」にて
     油ケムドリックスライブ。
     プレス関係大詰め。
     体調全く回復せず。特に胸が苦しく咳が止まらず。
     草津温泉へひっそりと湯治に行く。人生初草津!

 ■11月:健診で撮ったレントゲンで異常が見つかり、
     更にかかりつけの医者に診断してもらったところ
     「肺ガンの可能性が高い」
     と言われ、精密検査を受けることに。
     ビビってタバコをやめる。

 ■12月:精密検査の結果、異常ナシ!
     来春にまた確認のCTを撮ることにして無事釈放!
     プレスも無事に完成、
     四谷アウトブレイクにて十周年レコ発ライブ、
     そして長野、新松戸プチツアー大成功!


とまあ、ジェットコースターのような一年でありました。

来年はとにかくライブとツアーをたくさんやりたい!

そして今年全然行けなかった自転車旅も絶対行く!!


十周年という、ささやかな節目を一つ終え、
来年からの新たな活動に気力充実、意欲マンマンです。

皆さん来年もアブラジョーをどうぞよろしくね。
それでは良いお年を!!



ビバ!蕎麦!

こないだ長野でライブやった時のこと、

トリの本番を終えてステージ上で片付けてたら
対バンで出ていた人たちが駆け寄って来てこう言った。

「めっちゃめちゃかっこよかったです!

 それで、あの…あの…



 
 蕎麦買って下さい!」




はぁ?

どうやら彼らは蕎麦屋さんで働いてるらしく、
ワシがMCで蕎麦好きを熱く語っていたので
これは売りだとばかり猛アピールしてきたらしい。

たしかに彼らの物販席に置いてあるのも自分たちのCDではなく、
「蕎麦の通販用メニューと注文表」という、
普段ライブハウスの物販コーナーで見かけることのない、
そのあまりの長野長野した長野っぷりに感動、
とりあえず注文してあげることにしまして。

住所と名前を書いてお金を払い、
「12月30日必着で」
と伝え、んじゃ!と別れてそれっきり。


それから二週間経った12/30の昨日、


待てど暮らせど、夜になっても蕎麦は来ない。


しかもよく考えたら、ワシは彼らの店の名前も連絡先も
何も聞いてなかったことに今さら気付く。

そう言えば、



アイツら誰だ?



ホントに届くんじゃろか?

「どうせ二度と会う事もないんだから金だけ貰っとけ!」
とか、あるいは
店とは言っても実は駅の立ち食い蕎麦みたいな店で、
「テキトーにマルエツとかで売ってる乾麺送っとけ!」
とか、そんな感じなんちゃうか?

ちくしょう、もし届かなかったら長野まで行って
草の根分けてもアイツら探し出してブッ殺してやる!

い、いや、信じなきゃ。
同じ音楽やってる人を疑ったりしちゃダメだ。

でも…
やっぱ来ないんじゃないか…


とまあ、

まるでセリヌンティウスのようにイチビる俺。


待っているのはメロスではなく、




蕎麦だが。




そして、
もう待てん!もう何か買ってきて食う!
そしてアイツらブッ殺す!
と痺れを切らした頃、

来た来た、無事に来ましたよ!


お店は「山猫亭」という蕎麦屋さん。

ホントに打ち立て・切り立ての蕎麦をクール便で送ってくれてて、
取り扱いも要注意な上に、茹で方から締め方まで
かなり細かく指定してて、そんじょそこらのお土産系の
生蕎麦とは全くモノが違うのが一目瞭然。

届いてからすっかりテンション上がりまくって
グワーッと茹でてグワーッと食べちゃったもんで
写真撮るの忘れてました…

値段はそれなりにしたけど、
んでも超〜〜〜美味かった!!

つーか、この味を家で食べられるなら全然安いくらいだ。

いや〜本当に美味しかった。
山猫亭さん、ありがとう!


いや〜、やっぱ人ってさ、




信じるべきだよね
(←めっちゃ疑ってた奴)





人生初演芸ホール

7〜8年間、程よい距離感の付き合いながら、
なぜか今月に入って妙に絡んだりお世話になったりしている歌姫
「ポイズン小林」こと(←流行らせようとしている)
小林未郁が浅草の東洋館という演芸ホールで
お笑いのショーの合間にライブをやると聞き、
興味津々、28日(土)観に行ってきまして。

東洋館と言えば、かつて渥美清や東八郎、由利徹を輩出、
極めつけは北野武が見習い時代エレベーターボーイをやっていた
あの浅草六区のフランス座として有名だった小屋で、
関東のお笑い芸人的には聖地とも言える、ザ・演芸ホールだ。

ここでお笑いライブの合間に
「お笑い」というジャンルからすれば2万光年くらいかけ離れた、
M-78星雲よりもイスカンダルの彼方よりも遥か彼方な
小林未郁の「どんより暗闇ワールド」なライブを挟もうってんだから
この企画者のチャレンジャーっぷりがチャレンジャー過ぎる。


何はともあれ昼頃に浅草着。
ひとまず腹ごしらえしとかにゃイカンが、
せっかく浅草まで来たんだから蕎麦だ蕎麦!
つーわけで食べログで調べておいた老舗の蕎麦屋へ。

店に入ると2人掛けや4人掛けの席は全部埋まってて、
唯一6人掛けの大きなテーブルだけ空いており、
仕方ないのでそこにポツンと一人で座り、もりを一枚注文。

その時である。



ドヤドヤドヤ



ホントにドヤドヤ言いながら
5人組の中年男女(男3人・女2人)が入店。

マ、マズい!
今その人数はマズいよ!

なぜに今このタイミングでその人数かこのバカチンどもが!


当たり前のように店のオバちゃんは5人組をワシのテーブルへと誘い
奥へ奥へと追いやられた結果ワシのポジショニングが
素敵にまさかのお誕生席。






その中年男女は、いきなり蕎麦を頼んだりはせず、
まずは「冷酒(グラス5個)と板ワサ」というイナセな注文。


更にこういう時のタイミングとは、
いつでも大体悪い方へ悪い方へと転がるものである。

ワシのもり蕎麦が到着すると同時に
奴らの冷酒も到着。

薬味をつゆに入れ、箸で蕎麦をつまむワシ。
冷酒を各グラスに注ぐ中年男女。


そして、


中年リーダー「じゃあみんな、グラスを持って〜、せーの」
中年5人組 「カンパ〜〜イ!!」

ワシ  「ズボボボボ!」



ロウソクのブロウして消すのではなく、

蕎麦のバキュームして消すという

かつてなかった、お誕生日会の乾杯ニュースタイルをプレゼン。







なんの修行だよコレ。


というわけで、前回の長野の時よりも
更に超ハイスピードで蕎麦を高速バキューム。
わずか2分くらいでたいらげ、ソッコーで店を出るハメに。

味が全然分からんかった…



生まれて初めての演芸ホールでのお笑いショーは感動のひと言。




出演者の名札。

林家ぺー、ハマカーン、ゆってぃ、X-GUNとかの
有名芸人よりもナゼかデカい小林未郁の紹介写真(一番右)


どういうことだ??


そして完スベりで全然ウケない芸人もいる中で、
ナゼか満場でウケまくる小林未郁のどんよりMC。



だからそれはどういう事だ??



お笑いの間に挟むピアノ弾き語りという、
ある意味「びっくり水」的なスパイスが
企画者の狙いだったのかどうかは定かでないが、
ライブが素晴らしかったのは言うまでもない。

そして演芸ホールで生で観る芸人さんの生のショーは、
笑えるのも大して笑えないのも含めて、
本当に色んな意味で勉強になったしオモロかった!

そして



赤プル嬢がとても可愛かった。








帰りながら撮った夕暮れの浅草寺。

素敵すぎで浅草住みたい。



アイラブラブラブアブラジョー!

12/21(土)@新松戸ファイヤーバード
「アブラジョーレコ発・新松戸編」
よく分からない一大フェスが(笑)無事に終了しました。

2013年最後のライブを有終の美で飾れて大変光栄でした。
お集まりいただいた皆さん、対バン、ファイヤーバードのみんな、
本当にどうもありがとうー!


いや〜濃かった。

濃すぎだ。

16時からイベントスタートして次々と濃い人たちが登場、
我々の出番となる21時半くらいまでの5時間半で




口の中に口内炎ができたほどだ。




素敵に胸やけ&お腹いっぱい。
楽しかったなぁ!


セトリは

1、ファンクキッチン
2、イージーライター
3、ヤーファンク
4、しょうがないな
5、病気でGO!
6、外国製のギター
〜アンコール〜
Tバックママ


今回「しょうがないな」のダンス部は、ダンスではなく

「共演の殺陣チーム・刃喰いへのリスペクト&サムライスペシャル
  〜松本城観光にて駆け巡る戦国時代への想いを添えてVer.〜」


と題しまして、アブラ流殺陣のパフォーマンスを披露。





間合いを計りながら睨み合うサムライ二人。
気分は三船か勝新。






シャキーンと斬りかかるアブラ、サッと身をかわすゴンタ。

何事もなかったように歌い続けるひとしくん。






アブラによる脳天への一撃。

ドリフ流・真剣白刃取りの極意を見せるゴンタ。

すでに二人とも演奏は放置。

ひとしくん孤独に熱唱中。






最後はグサッと腹への一突きでとどめを刺すアブラ、

断末魔のゴンタ。

もう完全に演奏の音、ドラムのみ(笑)


我々はいったい何処へ向かおうとしてるのか?



考えたら負けだ。



そして「病気でGO!」の中で、スキッツォイドマンの
「スキスキ大スキ♡スキッツォイドマン!」
パクッてリスペクトして、

「アイラブラブラブ♡アブラジョー!」

のコール&レスポンス。




意外と語呂が良くてビックリ。

パクッといてナンですが(笑)


最後アンコールでは、やる予定じゃなかった「Tバックママ」と
そしてまさかの即席Tバックダンサーズ乱入。




左から、
スキッツォイドマンのキャプテンKT、
この日はフード担当で参加していたはずのひとみ、
功のまさしくん。

人呼んで、




ザ・飛び道具三人衆。







たぶんこの時、お客さんの視界からはすっかり
アブラジョーの存在は消えてたんじゃなかろうか、
というくらい濃ゆい濃ゆいTバックダンサーズ。

祭りの締めに相応しかったなぁ。
どうもありがとう!!




怒濤のレコ発ライブ月間を終えてホッと一息、
全て終了後、忘年会を兼ねて打ち上げ。

阿仁異やトラボルタ氏たちと

「男たる者、スーパーやりチンたれ」

という、
40代半ばのおっさんらにあるまじき、
童貞パワー全開トークで朝まで盛り上がる。


つーか「スーパーやりチン」て言葉がそもそも



昭和の高校の教室の童貞の香り



ですよね。




お願いアタシに気付いてネ

今回のアルバム「爆音十年の刑に処す!」に関して、
一つ注意事項が。

CDを手にしたアブラ関係者の身内5人中3人が、
ナント




歌詞カードの存在に気付いてなかった




という事実が判明しました。 


ん〜〜、なんつーんでしょうね、

「あれ?歌詞カードはどこかな?」

て感じでさ、普通




探すだろバカチンが!




てちょっと思ったけど、日頃イイ人のふりをして
嘘で塗り固めた善人ヅラ人生を送っているワシは
決してそんなこと口に出して言いません。


なので今さらながらここでお知らせ!

ハイ、いいですか皆さん!




ジャケをパカッと開いて〜






盤面側の下を覗いてみると〜






ほうら!
歌詞カード出てきた!

ネ?
お願いだから気づいてちょうだい!


というわけで、明日はいよいよプチツアーファイナル!
アブラジョーレコ発新松戸編!!

そして大忘年会も兼ねた、
今年最後でラストの(同じか)爆音アブライブ!





■12/21(土)@新松戸FIREBIRD
「アブラジョーレコ発新松戸編」

OPEN / 15:30   START / 16:00
¥2000+1dr

出演 / アブラジョー、スキッツォイドマン(地獄)、功、
ザ・バロウズ、THE DOG HOUSE、COMezik、N.K SYSTEM
フラミンゴブーツ、サイ・トツゲキ・オーケストラ、刃喰い(殺陣)

=FOOD=ひとみ(THE CLEMENTINE、カミソリ☆レター)



2013年の活動の締めくくりとして暴れまくります!
みんなぜひぜひ遊びに来ておくれー!!




ビバ!松本城

翌朝、やや二日酔いのアタマを抱え、
ゴンちゃんとアコPと3人で松本城へ。

松本城の中に入るの実に11年ぶり!

間近で見れば見るほどやっぱかっけぇな〜松本城!




石垣かっけぇ〜!





きゃー!アタシもう石垣よじ登っちゃうから
誰か石落としの間からアタシに石を落として〜!



ほぼ変態と化す俺。






やべ!ここ明り取りにもなってる千鳥破風の中やん!

つまり





俺ここなう!


ここで松本城をよく知らない貴女のために
ワシの秘蔵のディアゴスティーニ「日本の城」
松本城・天守断面CGをチラ見せしよう。




さっきの場所は白い丸で囲った「破風入込の間」てとこね。

くぁ〜、断面図かっくいい〜!





天守最上階から見た景色。

すんばらしい〜〜!





三代将軍・徳川家光を招くために増築されたという
月見櫓でキメるワシとゴンちゃん。

つまり





俺ここなう!

酒が美味そうな間じゃった〜。


松本の締めは、前日「急速バキューム」で全く味わえなかった
蕎麦のリベンジ。




天ぷら蕎麦。めっちゃ美味でした。

来年も長野行くぞー!


サンキュー長野!

レコ発プチツアー長野編、
松本MOLE HALL無事終了しました。
松本で出会った皆さんどうもありがとう!

寒いのはもちろん寒かったが、
なんつっても天気が良くてよかった〜〜。


今回ひとしくんは仕事の都合で完全別行動、
ゴンちゃんと午前9時に八王子で待ち合わせて一路長野へ。






前に羽田でも見かけたが談合坂にもいた、
米ポルノ男優顔のエロいウィンナーがエロいパンに挟まれて
エロい液体を自身にふりかけてるエロフィギュア。

しかも写真に撮ってみたら「カフェラテ」の「カ」の字が隠れて
字ヅラ的にもヤバくなってしまったというエロのミラクル連鎖。






諏訪湖にて。
恋人の聖地ですって。

「ラブホ物件数日本一」とか、そゆ事かな?

違う?
諏訪の人に怒られちゃう?


そして松本インターで高速を降りて一般道を市街へと向かっていたら、
夜中に先に松本入りしているはずのひとしくんの車と偶然バッタリ。

さすがアブラジョー、強力なメンバー磁力。

というわけで無事12:30にはメンバー揃ってモールホール到着。


が、ここでちょっとした事件が。


入り時間が14時だと勝手に思い込んでいたワシ、

「まだまだ時間あるから蕎麦食いに行こ!蕎麦!」

と、みんなを引き連れ更科蕎麦の名店へ。

店で蕎麦を注文したとこで、
何気なく主催の神風くんからのメールを見返してたら
「アブラジョーさんのリハは13時からです」の一文が。

現在12:45。


え?… あれ?…


んじゃさっき到着した時点でちょうど良かったんやん!

慌てて神風くんにメールで事情を伝えると、
ナゼか小林未郁から返信が。


「仕方ないので私が先にリハをやっておいてあげます」




ヒョオォォォォ〜〜〜…
(←シベリアの風の音)


ヤバい、なんか小林未郁から死刑判決みたいなメール来たよ。
とにかくみんな!
蕎麦を早く吸え!吸い込むんや!

と、「ダイソンの掃除機売り場のデモンストレーション」なみに、
全員「ボボッ!」「ズボボッ!」と最後まで変わらない吸引力を発揮。

一瞬で蕎麦をバキューム。




美味かったのかどうなのか、全然覚えとらん。。。


平謝りしつつ会場入り、遅ればせながらのリハを終えて
ゴンちゃんとホテルへチェックイン。

今回のホテルがまあ〜写真で見てたのとはまるで別物で、
それはもうパッケージ写真と中身の女優さんが別人にしか見えない
エロビデオのような、騙された感満載のズタボロホテルでして。

一泊朝食付きで3700円だからこんなモンかぁ。
と諦めつつも、ホテルをチョイスしたワシの横顔に熱く降り注ぐ、
ゴンちゃんからの冷ややかな視線が痛い。


「じゃ、じゃあ松本城行こ!松本城!」


と勢いで押し切り、ひとしくんも誘って松本城へ。


向かう途中、通りがかった蕎麦屋から
ひょっこり出てきた小林未郁ともバッタリ遭遇、
「もう松本城観光は済みました」
という彼女も無理やり拉致って全員でいざ松本城!





アブラジョーwith小林未郁 featuring松本城





国宝の城に超コーフン、



「あぁ〜イイ!黒くてイイよ〜!」



と呟きながらひたすら激写。

グラドルに群がるヲタか撮影中の村西監督か、的な俺。

と言っても時間がないのでこの日の観光はここまで。
ライブハウスへと戻る。


イベントは照明に不具合が出て、30分押しでスタート。
この時点でワシら22時出番がほぼ決定。きゃー!

結局照明は最後まで完全復旧しなかったのか、
暗めのステージライトで終始したんじゃが、
個人的には60年代の地下ライブっぽくて結構好きな感じじゃった。





セトリは

1、ロックンロール
2、病気でGO!
3、ヤーファンク
4、悪質
5、イージーライター
6、外国製のギター

「城と蕎麦と温泉」という、
ワシにとって浦安の夢の国よりも夢の国、長野にて
めっちゃハイテンションでライブできました。
CDもたくさん売れて感謝!!


ライブ終わってひとしくんはすぐ撤収、
他の出演バンドも諏訪から来てる人たちが多かったせいか、
一斉に帰ってしまい、残ったアブラチームと小林未郁、
主催の神風くんご夫妻とで朝までガッツリ打ち上げ。








すんごい盛り上がって結局閉店まで飲んで騒ぎまくってしまった。

おもろかった〜!

ただし、入り時間を間違えて迷惑をかけてしまったお詫びとして、
小林未郁の飲み代、ワシ持ち。



ヒョオォォォォ〜〜〜…(←網走の風の音)




次回は翌日のメインイベント・松本城観光のレポ、
「ビバ!松本城」へ続く!

明後日いよいよ長野初上陸!

先月の上旬、毛虫さんのやってる
「ズボラ・ファンク・ラボ」というバンドを観に
恵比寿天窓スイッチに行った時の事。

この箱はアブラジョーで出演したことはないが、
小林未郁のワンマンライブのバックバンドで出たことや、
彼女がやっていた鎌倉組というバンドにゲスト参加して
人生初デュエットで緊張した事など、
小林未郁嬢を介しての思い出がなかなか色濃くある場所で。

毛虫さんのライブを観ながら、

「そういえば最近連絡取ってなかったけど、
 てっぺい(小林未郁のあだ名)元気かなぁ?」

などと思いつつ、ライブ後に箱を出た所で携帯に着信が。

見ると「てっぺい」の着信表示。

あらま奇遇!


話を聞くと、彼女が長野でお世話になってるイベンターさんが
松本の箱でやってくれるロックバンドを探してて、
その人がやってるバンドやその人自身のキャラ的に、
アブラさんがピッタリだから紹介したいんですが、
といった嬉しい内容で。

しかも、ちょうど夏にシモヤネで対バンした
THE THREEのクロキ君が
「今、長野が熱いっすよ〜」と仰ってて、
ワシらも

「じゃあ今度長野へ行くぞー!」
「オォーッ!」

とノッてたとこだったもんだから、
渡りに舟とばかり「やるやるー!」と二つ返事。

「あたしも一緒に出る日なのでお願いしますね、うふふ」

というてっぺいの言葉に、
おふぉ!これはもしや、



俺と小林未郁と、

♪ドンドン♪




大五郎〜〜〜♪




みたいな、運命の赤い糸なのか!?

と勢いづいて

「じゃあてっぺい、ワシの車に乗って一緒行くか!」

とレッツ・ランデブーしたら、


「いえ、アタシは電車で行くので結構です」


と赤い糸をバッサリ。

むぅ、なかなか切れ味の良いハサミを持ってるなキサマ。


というわけで、
そんな毒娘「ポイズン小林」こと、小林未郁嬢と共に、
いや「共に」つーか、彼女の背中に隠れながら(意外と人見知り)
アブラジョー初の長野ライブです!


■12/15(日)@松本MOLE HALL
「トドノツマリ Vol.4」
OPEN / 17:00   START / 17:30
¥1500 / ¥2000

出演 / アブラジョー、小林未郁、フラッシュバックガレージ、
ワイルドキャットハウス、THE DOGS、神風高山



アブラジョーは初の長野でまさかのトリ!(笑)
21:30頃出演!


小林未郁というのが「アマかプロか」などという次元を
とっくに通り越して、技術、才能共に、
普通に世界に通用するレベルっつーか、
少なくとも彼女がボーカリストとして参加してる
「進撃の巨人」のサントラ一つとっても当たり前のように
世界に流通するんじゃろし、そこら辺の温いバンドマンたちとは
一線を画す超アーティストだと思ってるのな。

だもんでヘタなライブを打って

「てめぇアブラ!あたしの顔に泥塗りやがって!」

とか怒られないよう、自分に甘えん坊なおじさんは
かなり気合入っております。

だから長野のまだ見ぬアブラファンのみんな!
明後日は松本MOLE HALLへカモナ!


まだ見ぬ、つーか「まだ居ぬ」つー方が正しいのか…
うぅ、おじさん頑張る!




「爆音十年の刑に処す!」曲解説・後編

<Early Sideの刑>


6、ファンクキッチン

変わってここからは初期の作品集。
これは2005年か2006年頃の曲。

ボーカリストとしての意識が低かった当時のワシは

「だんだん曲が増えてきて、歌詞が覚えられなくなりそうだから」

という見下げ果てた理由で、できるだけ少ない言葉で
曲を書いていた頃だったように思う。
サイテーじゃないっスか俺。
それってどうなんスか当時の俺。


が、これはかえってそれがカッコよく決まった感じで
凄くお気に入り。
ちなみに今はそんな腐った手抜きな事考えてませんよ!

余談だが、以前友人アーティストの小林未郁嬢から
「アタシこの曲大嫌いなんですよ〜」と笑顔で言われ、
三人ともショックのあまりしばらくライブでやらなくなり、
1年後くらいに再び彼女とこの曲の話題になった時、

「え?アタシそんな事言いましたっけ?
 や、全然嫌いじゃないですよ〜ウフッ」

みたいな、実に無責任、且つお前それはどないなっとんねん的な
二転三転があり(笑)慌てて再びやるようになったという、
人の意見に左右されやすいダメダメ俺たちなエピソードあり。

曲のエンディング部分、ヴァン・ヘイレンの
「Hot For Teacher」のラストをテキトーにしたような
ギターフレーズが、自分で弾いててニンマリ。



7、イージーライター

これもたしか2005〜2006年頃だったかと。

「ミディアムでヘヴィーでファンキーでグルーヴィー」
という絶妙さは、この三人だからこそ出せるのではないかと
自負しております。

安易な言葉で愛の歌ばかり垂れ流すJ-POP界を皮肉った歌。

サビの「アハハ イヒヒ オホホホ」という歌詞(?)は
ビートルズの「I Am The Walrus」の3番?だったかな?
「Don't you thing the joker laughs at you」と
ジョンが歌った後、合いの手的に
「オホホ!イヒヒ!アハハ!」と笑い声が入るんだけど、
その部分が凄く印象に残ってたから歌詞として使った記憶が。



8、チューチューパパ

アブラジョーを立ち上げる前に作り、
2003年4月の初ライブで1曲目にやった記念すべき曲。

かわいいタイトルを付ける事によって、いつかNHKの
「みんなのうた」で使ってもらえないかな、という
めっちゃイヤラしい下心がマンマンであった。

当時「これがワシのやりたい事やー!」というのを
全面的に打ち出したくて、思いっきり、そして存分に
ジミヘンやレイボーンを意識しまくって書いたような。


911の同時多発テロの後、正義を盾にわざわざよその国に出向き
民間人をも巻き込んで戦火をまき散らしたブッシュ大統領。

「誰も逆らえないボス」を「赤ちゃん」に、
「議会、議員や周りの有識者たち」を「パパ」に例えて、
「周りの大人たちが止めるべきとこは止めてくれないと」
という事を歌ったメッセージソングだったんだが、
昔からすぐにソレと分かる、いかにもなメッセージソングは
あんま好きじゃないもんで、あえて
「知り合いが赤ちゃんを連れて来て、部屋を汚されて困る」
という以上も以下も書かず、アイマイな表現に留めてるのな。

なので「全然そんなメッセージに聴こえない」と思ったアナタ。
  
   
それはそういう高度な作詞テクニックを使ったからであって
決してワタクシの表現力の不足によるものではないのです!
  
たぶん。



9、rock'n'roll

これもチューチューパパと同じく、
2003年アブラジョー立ち上げ前に書いた曲。

一時ジョンスペにハマって「こういう曲やりてぇ!」と
思ったものの、あのメロらしいメロもない、
かと言ってラップというわけでもない、なんつーか
「ファンクなリズムに乗ってノリノリにおしゃべりしてる」感じを
ワシが日本語で弾き語りみたいな事しても全然ダメだろなぁと思い、
「ジョンスペ×きちんとメロディ」を自分なりのテーマにして
作りました。

あと、たまに
「この曲アレンジ凝ってますよね」
と言われる事があるが、
それは当時失業中でものすごくヒマだったもんで、
一人であれこれアレンジをいじってる内に
実に6分くらいの長丁場な曲になってしまっただけ、という
あまり胸を張って自慢できない由縁がある。

歌詞的には「ロックンロールは死んでしまった」と
レニクラみたいな事をボヤいてる歌だが、
当のワシ自身はロックンロールが死んだなんて
これっぽっちも思っていない。

この曲は昔オムニバス参加のためのデモ録りしたのと
2010年のライブ盤にライブテイクを入れた以外、
まともに音源化してなかったので、今回ようやくキチンとした
スタジオテイクが残せてワシ的には今アルバムで一番嬉しい曲。



10、外国製のギター

お馴染みアブラジョーの代名詞的ナンバー。
たしか2004年頃、ひとしくんが加入して
初めて三人で仕上げた曲だったと思う。

車を運転中に、ギターリフ、メロ、歌詞、アレンジ全て
一気に思いついて5〜6分で書き上げたのを覚えている。

車の中だったから当然ギターを持って作ったわけではなく
絶対音感のないワシは、頭の中でコードチェンジしたり、
曲調に変化をつけたりすると見失ってしまいそうだったもんで、
一貫してコードはF#、そしてAメロもサビも同じメロディーという、
図らずもドシンプル、且つ潔さに溢れたナンバーとなったんである。

そのシンプルさからか、
いまだに全然飽きずに毎回童貞パワー全開で今日に至っている。



とまあ、ザザッと駆け足で解説いたしました。
こういう背景がある事を踏まえつつ、
アルバム「爆音十年の刑に処す!」お楽しみください。


最後に、エンジニアをやってくれた四谷アウトブレイクの
佐藤ブーン学氏、
ミックス・マスタリングをしていただいたツバメスタジオの
伊藤秀樹氏、
ジャケの文字を書いてくれたトミーこと、富永泰弘氏、
イラストを描いてくれた夏川憲介氏、
デザインを手掛けてくれた西村淳一氏、
ご協力いただいた方々と、
そしてご購入いただいた皆さんに感謝!

どうもありがとう!!






「爆音十年の刑に処す!」曲解説・前篇

というわけで、活動十周年の集大成として
「新曲+ベスト盤」的アルバム、
「爆音十年の刑に処す!」
発売となりました!感無量!
皆さん本当にどうもありがとう!

今回はいつものアブラジョー全開でいこう!と
四谷アウトブレイクにてほとんど一発録りに近い
ライブ録音にこだわりました。
なので数回のオーバーダビングで着けた以外、
ほとんどヘッドホンは使用しておりません(笑)

そんな生々しさ満点の「爆音十年の刑に処す!」
曲目解説を前篇・後編の2回に渡って書き綴りますので、
アルバムを聴きながらぜひお読みくだされ。

まずは<Brand-new Sideの刑>から!



1、Yer Funk

ビートルズのYer Bluesに触発されて作った3コードファンク。
「ヤー」という語感が気に入ったからなだけで、
Yer Bluesの詞の内容とは特に全く関係ございません。

これはコーラスを後から重ねた以外、
Vo, Gt, Ba, Drは全てせーので一発録りという
実に勢いオンリーなナンバー。

2011年の震災・原発事故を機に、国民が一丸となって
節電に取り組み、脱原発へと向かう空気の中、
一人一人の生活を覗いてみると、ワシも含めてやはり誰もが
生活スタイルを昭和レベルまで戻したりするわけでもなく、
相変わらずTV、冷暖房、照明、PC、携帯etc...と
電気をふんだんに使いまくって「便利な現代」を謳歌している。

「まあ僕もそこそこ取り組まなきゃとは思ってるけど、
 まずは他のみんなが頑張ってみせてよ」

そうこうするうちに、いつしかシレッと原発は動きだし、
我々はそれをシレッと見て見ぬフリして、
便利で生ぬるい生活の中に逃げて行き、
そして人類はまた一歩終末に近づいていくのかな、
というちょっと斜に構えた歌。



2、しょうがないな 

イントロがBPM70あたりから140くらいにテンポチェンジするんだが
ただの倍テンじゃなく、リズムがシャッフルからイーブンに変わる
(要は3拍で割ってたところを4拍で割る感じ)
その中でギターリフは一貫して同じものを弾き続ける事によって
1拍3連から2拍3連のリフにスライドしてるように聴こえるという
ささやかにトリッキーな曲。

ひとしくんが歌ってる部分は「チープなJ-POP」を意識しつつ、
そこ以外はコードが延々とEのみというのがミソの、
アブラ流トランスミュージック。

自分の価値観だけが全て、それに沿わないものは全否定という
恐ろしく自己中心的な恋人を持ってしまった場合、
最後に残るのは疲労と諦めだけ。
「しょうがないな」と呟いて終えるしかない、そーゆー歌。



3、病気でGO!

メロディーラインに7thを利かせた初期ビートルズ風な
アッパーでポップなロックンロールの雰囲気と
サーフな往年のグループサウンズイメージを掛け合わせた曲。

大サビの「GO SICK!」の部分は
ザ・タイガース「シーサイド・バウンド」の
「ゴーバウンド!」のイメージ(まんまやな)

ギターソロから半音転調するとこがお気に入り。

こんな時代に生きている以上、誰もが何かしら
心の奥底にある「病んでる部分」を持て余しながら
騙し騙し日々闘ってるはずだと思う。

あなたも病気。彼氏も彼女も、そして私もみーんな病気。

踊る病気に見る病気、同じ病気なら踊らにゃソンソン!
という、ダウナーなテーマとは裏腹にナゼかクソ陽気なナンバー。



4、Tバックママ

ソウルでダンスなファンクナンバー。

初期の代表曲「チューチューパパ」へのアンサーソング
(何に対するアンサーなのかはさておき)という立ち位置だが
実を言うと元々ワシの敬愛する極悪いちご団が主催の
「新松戸ハシタナイト」というイベントに出る際、
「おっぱい」をコンセプトにする彼らへの対抗ソングというか、
「奴らがおっぱいなら俺たちはTバックだ!」という
実に幼稚な対抗意識で作った曲。

なので最初「Tバック千葉」というタイトルで書き始めたんだが
どうにもAメロBメロに乗せる歌詞が全く膨らまず、
仕方ないので「Tバックママ」に変更したら
実にあっさりと書き上げられたという、
人妻好きによる人妻好きのためのエロソング。

Tバックというものは、若い小娘が履くよりも、
むしろある程度年齢を重ねた、
ちとムッチリした体にこそ似合うのだ!
と力説したいワタクシなのであります。



5、イパネマの女

UKのちょっと湿ったポップさにNWの軽快さを掛けた
キャッチーナンバー。
曲自体は元々けっこう昔に書いたもの。

最後のサンバ部分は、全然違うけどスティングの
「ダンス・アローン」のエンディングを少々意識した感じ。
少しメロウな流れの曲が最後サンバのリズムで
せわしなく急き立てられると、何となく切なく感じるなぁと。
ワシだけか?

ちなみにここはワシがピアノ弾いたり、
全員でパーカッションやったりして遊びまくりました。
楽しかったなぁ。

ブラジルの仲間たちと過ごした20代後半の日々。
最後「必ずブラジルに行くよ」と約束して別れたきり、
結局その約束は果たせないままとなってしまった。

「時々思い出すけど、でも決してその頃に戻りたいわけではない」

というモヤ〜ッとした苦い時代の思い出、
きっと誰もが持ってるんじゃないでしょうか。


以下、後編へつづく!
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